スタンダード・クラス(3年生~5年後期)
勉強を楽しむ段階
具体的にはきちんとした書き言葉を獲得し、読書への没頭を学ぶ時期です。この時期はいわゆる9歳の壁を前にして、反抗期も重なり難しい時期です。しかし一方で指導次第ではどんどん伸びてジャンプする時期でもあります。
- 楽しんで書ける「コボちゃん作文」を使い、第三者の視点で書かなければならない書き言葉を本格的にかつ厳密に導入します。このことで抽象的なものの理解が進みます。
- 次の「ロダン作文」では、全体の構成や主題を考えて演繹的な文章を書く訓練を行います。この段階ではじめて知的な文章作法を学ぶことになります。
- この時期から進学塾に通う生徒さんが増えてきますが、ここで詰め込みをやってしまうのは非常にマイナスです。この時期にはむしろ精神的・時間的な 余裕をあたえてやらなければなりません。むしろ退屈なくらいの時間を与えることで、あびるほどの読書=乱読に向かわせるのが一番です。乱読が抽象的な段階 へのジャンプを可能にします。
- この教室は、テストによる外発的な動機付けではなく、それそのものが好きだという内発的動機付けを重視しています。テストや競争のようなことは一切行ないません。小さな成功体験を評価し、それを積み上げて行きます。それが強い内発的動機付けを生み出すのです。
- この教室のこれまでの多くの中学受験トップ校合格者は、この時期にほとんどそのような乱読の経験を経て育っています。すると5年、6年になってからの受験勉強がとても楽になります。
以上のような点で、この教室が既存の進学塾とは、あらゆる点において一線を画していることがよくおわかりいただけるカリキュラムになっています。
教材
1レベル(3年生~4年生前期)
- 「科学なぜどうして」(学研)のまとめ
- 「きまぐれロボット」(理論社)の要約
- 「作文王スタンダード」(学研)
- 「コボちゃん作文」による書き言葉の基礎の習得
- 学年配当漢字と読解問題の演習
2レベル(4年生後期)
- 「ロダン作文」
- 「小さな町の風景」(偕成社)の要約
- 学年配当漢字と読解問題の演習
3レベル(5年生)
- 「小さな町の風景」(偕成社)の要約つづき
- 「ことばのふしぎ・ふしぎのことば」(筑摩書房)の要約
- 「こどもの考える力を伸ばす国語練習帳」(PHP)
- 「プチ哲学」(中公文庫)の記述
- 学年配当漢字と読解問題の演習
読書
- 教室に備えてあるファンタジーの名作の数々
- 科学的な読み物。説明文の読書
スタンダードクラスの生徒作品
スタンダードクラス
物語の中の町(Nさん・小5)
「物語の中の町」 (Nさん・小学校5年生) 私は、夏休みに、新潟県の上越市に行った。上越市出身の杉みき子さんが書いた『小さな町の風景』を読み、その町に行ってみたいと思ったからだ。たまたま長野県出身の父と石川県出身の母 ...続きを読む »
大好きな弟(Yさん・小4)
本文 わたしは弟が好きです。おもしろいから好きです。 たとえば、受けんで、魚を二ひき、つりざおを一こ作るという工作がありました。けれども、弟は、魚を一ぴき、長ぐつを一つ、つりざおを一つ作りました。そして、通りかかった先生 ...続きを読む »
京都旅行(小5・Rさん)
京都旅行(小5・Rさん) 「あーあ、つまらない京都旅行か・・・・・・」 一緒に京都に行くはずだった友だちが、大阪でノロウィルスにかかって帰ってしまったのです。毎日電話をして、京都旅行の打ち合わせをしていました。私たちが楽 ...続きを読む »