2020年始挨拶

 1997年に当教室が創設されてから20年以上の月日が経過しました。創設の数年後に、「作文」のみで独立した一教科にすべきと主張した「作文独立教科宣言」は、現在でも真理であり有効です。話し言葉と書き言葉は語彙が違うだけではなく、考え方そのものが違います。そういう認識すらないままに学校では、「日記を書きなさい」、「思ったままを自由に表現しなさい」と指導するわけです。これでは子供達は何をどう書いていいのか分かりません。書くことは、目の前にいない人、情報を共有しない多くの人に、自分が現実をどのように捉え、何を考えているかを伝える手段であり、道具でもあります。

  世界の15才を対象に3年毎に実施されるPISAの調査で、日本は2018年の「読解力」の平均点が落ち、順位も前回の8位から15位に下がったことが報道されました。複数の情報を 比較検討したり、事実と意見を識別する能力が劣っている。大量の情報から必要なものを取捨選択し、自分の考えを表現する力がないのです。紙と鉛筆に代わって、PCの中にある情報を活用し、PCを使って自分の意見を書くことが主流になっている現代においても、物事へのアプローチ媒体が問題なのではなく、いかにして思考の対象を把握し、それを自分の中で消化し、最終的に意見として表現できるかが求められています。

当教室では、五感を使って観察したことを作文にまとめるプライマリークラスに始まり、やがてその学びの場は、マンガや物語の内容を200字程度に要約し、主題を捉える力を養うスタンダードクラスへと移っていきます。さらに、それに続くハイレベルクラスでは、パラグラフ・ライティングにより、中心文を軸にして有機的に各段落を構成する力を磨いていきます。このように、当教室の授業は「12年間のグランド・デザイン」により、段階的に高度なレベルへと進んでいき、自律した学習段階であるトップレベルでは、自らの思考を小論文等によって自由に表現していきます。また、こうした一人一人の進度に応じたカリキュラムだからこそ、どの学年から入室しても適切な段階からスタートできるようになっています。

人口知能(AI)が人間を超えるまで技術が進む、いわゆるシンギュラリティー到来の可能性が声高に叫ばれる中、我々に何ができるかをもう一度考え直す時が来ています。AIの中身はソフトウェアであり、確率と統計を使ってもっともらしい答えを出しているだけです。一番怖いのは子供達がAIと同じように意味が分からずにただ教科書読んでいるだけだという現実です。読解力や表現力の必要性が正に問われています。長年に亘る当教室の作文指導は、今求められているものを皆さまに提供できることでしょう。是非、一度当教室にお越しください。

以上



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夏休み特別講座
夏の体験教室のご案内
今年の夏の体験教室についてご案内いたします。 新型コロナウィルスによる社会的な影響が広がっている状況に鑑み、今年は特定の日程は設けず、個別に受講日時を決めていきます。 夏の体験教室では通常の体験授業よりも多くの回数が受講 ...続きを読む »
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授業再開のお知らせ
5月25日に首都圏についても政府の緊急事態宣言解除が発表され、東京・埼玉・神奈川の休業要請も解除されました。 よって、6月度(6月3日)より通常授業を再開致します。 当教室では、引き続き新型コロナウイルス感染予防の対策・ ...続きを読む »
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2020年始挨拶
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