「つめこみ教育に僕も一票」に対する意見文(小5・Sくん)

【「つめこみ教育に僕も一票」に対する意見文(小5・Sくん)】

スパルタ式の教育に一票。なぜなら受験戦争の激しくなった1990年代、青少年の自殺者がげきげんしているのだ。しかし、ただスパルタすればいいのではない。やり方によりけりである。ただ単にスパルタされると子どもは反抗したくなる。だから、子どもに理由を説明しなければならない。それも、将来役に立つというばく然とした説明ではなく、もっと具体的なことを。そしてその説明についての質問をまっさつしないことだ。
※「つめこみ教育に僕も一票」(佐藤雅彦著『毎月新聞』)

講評 中島ゆかり

小学校5年生のSくんの国語の偏差値は最高レベルである。彼はプライマリー・クラスからこの教室に通い、自然に「本の虫」になってしまった。その結果、強力な国語力を身につけた。プライマリー・クラスからSくんをみてきた吉田講師の話によれば、入室当初は、簡単に大人の言いなりにはならないわんぱくな子だったそうだ。そんな生徒さんほど、ひとたび読書に目覚めれば、並外れた集中力を発揮するのだという。
教室に来るなり、Sくんが本にかじりつくのはいつものことで、声をかけても聞こえないほど本にのめりこんでいる。そして読み終わると顔を上げて、「本って、最高にリラックスするなぁ!」と笑顔を輝かせる。
そのSくんが、毎月新聞の中から「つめこみ教育に僕も一票」を選び、一読。しばし集中したあと、自分の考えを書くのに5分とかからなかった。これほどまで率直に、明快に、<教えられる側>からの意見が語られると、<教える側>が<教えられる>。子どもたちがどれほど知的に貪欲であるか。彼らの知的成長は、大人なんてあっという間に追い抜いていくスピードなのだ。



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