模擬投票の結果報告

国語専科教室では、「模擬投票」として主に中学生以上の生徒に今回の衆議院選挙に投票してもらいました。具体的には以下の手順で投票してもらいました。

  1. 『中学生からの対話する哲学教室』の90~91ページを読んで「無知のヴェール」について学ぶ。
  2. 「無知のヴェール」をかぶった状態で、各政党の公約を読む。
  3. より詳しく知りたいことについては、マニュフェストを読む。
  4. 投票する政党を決定する。
  5. その理由を説明する。

投票結果

今回は理由まで作文にできた生徒のみをカウントしました。その結果は以下の通りです。

みんなの党 1
新党大地 1
日本未来の党 1
民主党 2
共産党 1
自民党 1
新党改革 1
社民党 1

投票理由

【Kさん(中1)】

政党名:みんなの党

私がみんなの党を選んだ理由は大きく3つある。まず、1つ目は今、選挙に向けてたくさんの党が合併している中、みんなの党は自分の意見をつらぬいている様子がうかがえることである。そのような事から、みんなの党ならたくさんの問題をかかえている日本にある数多くの意見にまどわされず、本当に必要なことが見えてくるのではないかと考えた。2つ目の理由は、他の党の政策をと比べて、みんなの党の政策には細かく目標や、実行しなければならないことが具体的に書かれていて一番信頼性が高かったことである。他の政党の政策には、大ざっぱに政策を書き、国民の機嫌をとろうとしているような文章が見られる部分があったが、みんなの党に関してはそのような部分がほとんどなく好感が持てた。最後に、最も大きな理由として、国全体を一番見ているように感じたことである。特に、原発、震災に関しては、原発国民投票法を作ることや、復興庁を被災地に移転させることなどが政策に書かれていて、日本の全体を見て政策を考えた様子が見えた。このように、かたよることのない政党として期待が持てたことが、一番大きな理由である。また、小さいことではあるが、前回民主党がマニフェストで細かい数字あげても実行できなかったことから、今回は細かい数字をあげている党があまり無なかったが、みんなの党は細かい数字をあげていて、「ぜひ任せてほしい」という意気込みが見られた。以上の理由で今回、私はみんなの党に投票したいと考えた。

【Iくん(小6)】

政党名:新党大地

他の党と比かくしてみると、税金等の使いみちが1番日本の経済復きに使えそうだからだ。また、どのような人の立場等からしても、最も良い(平均的、経済的に)党だと思ったからだ。

【Fさん(中2)】

政党名:日本未来の党
私は日本未来の党に投票する。なぜなら、様々な世代にとって、それぞれよいところがあるからである。
実は社民党とまよったのだが、社民党は老人たちのことをあまり考えていない。しかし、日本未来の党は、年金の一元化という面でしっかり考えている。また、子どもに対しては、以下の4点がよい点として挙げられる。
1.子ども手当のバウチャー化や高校無料という点
2.注目すべき、消費税増税もない点
3.原子力廃炉
4.高校の無料化。消費税増税をしないのに、どうやって実行するのかは疑問だが、本当に実現するのであればよい。

次に、上の4点がなぜ良いのかを説明する。
1.子どもを育てている親(シングルマザーはとくに)楽になる。
2.収入が少ない人や子どものさいふにやさしい。
3.放射線の心配をせずにすむ。
4.全体的にいいとこどりをしているので、かなうかどうかは置いておいても、目標が高いのはよい。低所得者層の負担が軽減し、生活が安定する。これらを理由にいじめられていた子どもたちが、いじめられなくなる。

このような理由で、私は日本未来の党に投票します。

【Sさん(高1)】

政党名:民主党

私は民主党に投票する。まず、増税には反対だが、そのお金で低所得者のために使うのであればよい。また、低所得者のためだけではなく、立地支援・規制などの見直しで企業が活動しやすい環境も整備するからだ。それから、、尖閣諸島を日本のものだと言い切らず、中国と安定的に維持・管理をするからだ。そして、すぐ原発をとめないで、安全性の確認できたものは稼働し、最終的に脱原発にするからだ。最後に、前の野田政権でできなかったことを反省し、もう一度、トライしてほしいからだ。

【Rくん(中1)】

政党名:日本共産党
私は共産党員に投票する。
1991年、冷戦でのアメリカの「自由資本主義の勝利」とソビエト社会主義共和国連邦の解散により、共産主義はまるで「死んだ」様に思えるが、そのソ連のパートナーである中国が現在経済が非常によい状態である。
皆、よく「共産主義では貧しくなる」と言うが、共産主義の中国が貧しくないのは一体どういうことなのだろうか。その答えは共産主義+資本主義=国家資本主義にある。共産主義だけでなく、少し資本主義を導入することによって、お金がどんどん入ってくる。これを1970年代に毛沢東の同志の鄧小平が導入し、中国を豊かにした。
その反面、今まで景気がよかったアメリカ等の自由主義国が景気が悪くなっている。これには深いわけがある。たとえばアメリカの場合、大戦に勝ってしまい「遊んで」しまったのだ。自由主義国の中でも特にギリシャやフランスが悪くなった。
中国の国家資本主義を、日本共産党が黙って見てないと思う。キューバやベトナムのように、むしろ中国の真似をしようとしているのではないか。これを共産党が取り入れ日本を豊かにすればよいと私は思う。そうすれば、日本の不景気を挽回できるかもしれない。

【Tさん(中1)】

政党名:自民党

まず、ポイントを絞ってそれぞれの党の税制と教育を見比べてみた。最近、話題になっていた消費税率の点からして各党様々だったので面白かった。自民党は消費税率を上げる方向で、最終判断は内閣に基づいて行なうようだ。私は消費税率引き上げの方が公費に税を集められるのでよいと思う。教育に関して感心したのは飛び級制度だ。年齢に関係なく、実力に応じて学年を上げて勉強することができるのでよいと思った。また、景気対策の面で、企業の国際競争力を強化するところも今後の社会に良い影響を与えられるのではないかと思う。
これらが私が自民党に投票する理由だ。

【Yくん(中1)】

政党名:新党改革

私は各党のエネルギー政策について比較した。なぜなら電気がなくなってしまうと、いろいろな事に影響してしまうので重要だと思ったからだ。エネルギー対策で一番気に入った党が「新党改革」だ。新党改革の政策は、他の多くの党が原発ゼロを政策にしているのに、原子力発電は少なくし、代替として、再生可能エネルギーを使い、必要な電力の20%を賄う計画だ。なぜこの政策を支持したかというと、原子力発電所をゼロにすると、再生可能エネルギーだけでは、電気が足りなくなってしまうと思うからである。原子力発電をゼロにするのでなく、減らした分を再生可能エネルギーで補うところは現実的なので賛成できる。このようにエネルギー政策を支持できるのでぼくは新党改革に投票する。

【Gくん(中1)】

政党名:民主党

なぜ民主党を選んだのかというと、まず第一に、今まで政権をにぎってきた党だからです。今、たくさんの問題がおきている中、短い期間で政権をどんどん交代させていくことほど無意味なことはないと思います。あわただしく、日本の中で、転々と政権を変え打ち消し合ってしまうのは本末転倒だと思います。また、最近できた党の改革の内容を見たところ、やはり、経験のあるベテランの党の方が、内容でも項目の量でも、頼れそうだと思いました。その中で、民主党、自民党で迷ったのですが、自民党と民主党のやりとりをテレビで見ていたところ、自民党は、民主党に政権を任せているのにもかかわらず、批判しかしていないような気がしました。さらに、以前総理大臣になったのにすぐに辞任した安部さんにまかせるのは、少し頼りないと思いました。それに対して、野田さんは、増税など周りから批判を受けそうなことに対しても、多少頑固になりつつも、行動に移してきたため、行動力があるのではないかと思いました。その上、公約も自民党よりも、民主党の方が具体的かつ断定的に書いてあったため、信頼できると思います。その結果、民主党を選びました。

【Iくん(中2)】

政党名:社民党

僕は社民党に投票します。僕は、それぞれの党の「教育」と「安全保障」を基準に決めました。僕がこの二つを基準にしたのは、両方とも僕たちのような子どもや未成年の人にとって最も大切なものだと思ったからです。まず。社民党が他の党と違ったと感じたところが、イジメ防止対策です。何が違ったかというと、社民党以外の党はほぼ全てが「いじめ防止」となっていました。つまり、まだいじめが盛んで、いじめに対する罰則がないということです。それに対して社民党は、「いじめ防止」ではなく「イジメを許さず」と書いてありました。それは、いじめをした生徒に対するきびしい罰則が与えられることだと僕は捉えました。二つ目に僕が目をとおしたのは、外交・安全保障・TPPです。安全は子どもにとってとても大切なことです。なぜなら、もし今の時代の子どもが危険な目に合ってしまって、命を落としてしまったら、今後の未来に影響してしまうかもしれないからです。さらに、国を守るためにオスプレイ配備に反対したり、領土問題に全面的に取り組んだり、日本という国をどのように安全にしていけるかを一生懸命にサポートしています。だから僕は社民党に投票することにしました。



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