京都旅行(小5・Rさん)

京都旅行(小5・Rさん)

「あーあ、つまらない京都旅行か・・・・・・」
一緒に京都に行くはずだった友だちが、大阪でノロウィルスにかかって帰ってしまったのです。毎日電話をして、京都旅行の打ち合わせをしていました。私たちが楽しみにしていたことは、三つ。一.舞こさんのおどり、二.和菓子作り、三.おいしいものをたべること、でした。
友だちがどうしても見たかった舞こさん。私はそんなに興味はありませんでした。もう予約をしていたので、あまり気が進まなかったけれど、舞こさんのおどりを見に行きました。お手あらいを聞けば男性に間違えられ、男性用を案内されて、あまり良い気分ではなかったけれど、おどりを見始めました。その気持ちをふきとばすおどりでした。学校で習った日本舞ようの先生のおどりのようでした。一番興味を持ったのは、舞こさんの遊びでした。じゃんけんやいすとりゲームのような遊びがありました。以前芸能人が舞こさんと遊んでいるのをテレビで見て、「楽しそうだな」と思ったことがありました。けれども、まさか、生で見られるとは思いませんでした。
次の日、私は、和菓子作りを楽しみにしていました。「こなし」という和菓子を作りました。前、デパートで「練り切り」を作った楽しさが忘れられなくて、練り切りを作ろうとこころみても間違えて大福を作ってしまったりして、なかなか作れませんでした。こなしは練り切りに似たお菓子です。白あんを黄色のあんでつつみ、それを色々な形に変えていきました。私は、花・落ち葉・もみじ、かめを作りました。他にも、赤のあんで花の中央にも様をつけたり、落ち葉ともみじに紅葉を表したりしました。ようじで葉脈をつけました。そしてきれいな「こなし」が出来ました。
どれも楽しかったけれども、一つだけ残念だったことがありました。自分たちでおいしい物のお店をさがしていたけれど、友だちも帰ってしまったし、母の友人に案内をしてもらいました。自分が調べたお店に行けなかったので、また、友だちとおいしいものを食べに京都を再訪したいです。


講評(中島ゆかり)

教室に現われるなり、連休中に京都に行ったことを話し出したRちゃん。「楽しかったことを書いてみれば?」と問いかけると「書きたーい!!」と明るい声で返事をした。
今回も、Rちゃんの作文は「私は連休に京都に行きました」という書き出しでは始まらない。どのシーンから書き始めるか、Rちゃんは構想を練る。彼女の文章には、読む者を楽しませたいという気持ちがあふれている。その工夫には、ふだんの読書の積み重ねが生きていると思う。自分が本を読みながら心が躍った表現に、自分でもチャレンジしたいのだ。
ここのところのRちゃんは、メアリー・ポピンズやムーミンなどの、海外の名作シリーズの読破に夢中になっていた。これから大人になる過程で、彼女は「感じること」「読むこと」「書くこと」を自由に往還しながら、その豊かな感性を育んでいくだろう。



スタンダードクラス

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