「秋の読書探偵」最優秀作品賞(小学生の部)「ファーブル昆虫記」(小3・Kさん)
2011年「秋の読書探偵 作文コンクール」(主催:翻訳ミステリー大賞シンジケート)にて、教室に通う小3・Kさんの書いた「ファーブル昆虫記」が、見事最優秀賞に選ばれました(コンクール小学生の部 応募総数91作、うち最優秀賞2名)。ここに掲載するのは、その全文です。
【Kさんからの受賞コメント】
最優秀賞にえらばれて、とても嬉しかったです。
私が、ファーブル昆虫記を書こうかと思った理由は、ファーブルさんの様に、虫が大好きだからです。
そして、虫の嫌いなお友達が、私の書いた作文を読んで、虫を少しでも好きになって欲しいと思いました。
本文
- ファーブル昆虫記 (子どものための世界文学の森 20)
- アンリ ファーブル (著)
- 舟崎 克彦 (イラスト, 翻訳)
わたしは夏休みに、『ファーブル昆虫記』を読みました。読みおわって、わたしは、ファーブルさんにお手紙を書きたくなりました。わたしもカブトムシをかっていたからです。わたしは、お友だちにもお手紙を書きたくなりました。その理由は、わたしの学校にも、虫が大きらいな人がいっぱいいるからです。二つの手紙を読んで下さい。
わたしは、今年の八月まで、カブトムシをかっていました。そのカブトムシに不思ぎなことがおきたので、ファーブルさんにお手紙を書いています。
わたしは、カブトムシをとう明のプラスチックのケースに入れてかっていました。ケースの中には、クヌギの土を入れてあります。その上には、ちぎってまるめた新聞紙をおいてあります。すみの方にはアルミホイルをおき、その上に、モモの切り身やみつをおいてあります。カブトムシはとても食いしんぼうでした。モモをたくさん食べ、みつをたっぷりとなめていました。食べるとき以外は、とてもしずかにくらしていました。
ある日、地しんがおきました。カブトムシのケースが、グラグラとゆれました。カブトムシはケースの真ん中にいました。ケースがゆれると、右にうごき、左にうごき、さらに上に行き、おりて来て、また右に行き、つめでキーッ、キーッとプラスチックのケースをひっかいていました。
その日から、カブトムシは、わたしがせなかを少しつついただけで、あわただしくうごきまわるようになりました。これまでしずかだったのに、きゅうにあわだたしくうごき始めたのはなんでだろうと思いました。そして、一週間後しんでしまいました。かわいそうでした。
ファーブルさん、カブトムシは地しんがとてもこわかったのだと思います。日本ではよく地しんがおきます。地しんがおきた時にはどうすればよいでしょうか。どうやって、カブトムシを守ってあげればいいでしょうか。教えて下さい。
虫のきらいなお友だちに虫がすきになる本をしょうかいします。それは『ファーブル昆虫記』です。箱を開けると色んな虫がとび出します。わたしのすきな四ひきの虫のしょうかいをします。
一ぴき目の虫はサムライアリです。ファーブルがサムライアリにちょっかいを出します。新聞紙をかぶせたり、においのつよいハッカをおいたり、水をまいたりします。でもサムライアリは自分たちのにおいを見つけて自分のすにもどる事が出来るのです。
二ひき目の虫は、カニグモのお母さんです。カニグモのお母さんは、自分のたまごを守るために、一ヶ月い上もえさを食べずにたまごの近くで見守ります。
三びき目の虫はセミです。セミは、ないている時そばで大ほうを二回ほどうってもびくともしません。ただ、ジージーとないているばかりです。私はその様子をそうぞうするとおかしくてたまりません。
四ひき目の虫は、タマオシコガネです。タマオシコガネはフンコロガシともよばれています。エジプト人は「スカラベ」神様の虫とよんでいます。わたしは、なぜエジプト人がかみ様の虫とよぶのか不思ぎでした。エジプト人にとっては、タマオシコガネは太ようをころがしているように見えるそうです。くさい動物のふんをどうして太ようとと言えるのか不思ぎでたまりません。
こんなふうに、『ファーブル昆虫記』はおもしろい虫がいっぱい入ったびっくり箱です。虫のきらいなお友だちもきっとこの本を読んだら虫がすきになると思いますよ。






