山崎絵美「秋の読書探偵作文コンクール 中間報告」
今回のこのコンクールに向けての取り組みは、生徒たちの姿勢が非常に能動的であり、多くの子が、自分の作品の仕上がりに満足しています。現在教室で は、36名の生徒が取り組んでいますが、バリエーション豊かで、ユニークな作品がいくつも仕上がっています。例えば、ある作家の作品分析をしたり、登場人 物に向けた手紙を書いたり、物語の続きを考えたりなど、実に個性豊かな面白い作品ばかりです。生徒たちの積極的な想像・創造力を引き出しているものは何な のでしょうか。
多くの学校において夏休みの宿題等で課される従来の「読書感想文」と比較して分析してみましょう。
| 学校の読書感想文 | 読書探偵作文 | |
| 1.強制的なものではない | 夏休みの宿題など →成績や評価を意識して書かなければならない。 |
任意参加 →本を通して、表現することの楽しさを味わうことが目的 |
| 2.選書の自由 | 課題図書、推薦図書がある。 →大人目線から見て道徳的な本を薦めがち |
読書経験の中から、自ら選書 →自分にとっての特別な本 →「これなら書こう」という気持ち |
| 3.内容の自由 | 書く内容の暗黙の了解 …道徳的な教訓を実生活にどう活かすかを述べなければ、先生に認められない。 →「模範解答のようなもの」を意識してしまう。 |
内容や表現方法の自由 …得意な方法で表現すれば良い。 →表現方法を考えることも楽しみのひとつ …感じたこと、考えたことを素直に表現できる。 →自分にしかできないパフォーマンスとなる。 |
| 4.読み手の設定の自由 | 評価者しか読まない | 読み手を自由に設定して良い。(本をお薦めしたい人、登場人物、作者など) →他者を意識することによって、想いが伝わりやすい文章となる。 |
上記のような点から、生徒が主体的に課題と向き合い、日頃のトレーニングの成果を充分に発揮することができます。これが、生徒自身の達成感に繋がります。
今後も、生徒たちが自分自身の実力で仕上げた“作品”を、他者に「発表」することのできる場を提供していきたいと考えています。
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