生キャラメルをつくりました(1年・Sさん)
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1年・Sさん
今日、わたしは、じぶんでつくった生キャラメルをペーパーにまいて、きょうしつにもっていきました。
さいしょは、きれいにできるかな、やぶれないかなとしんぱいでした。でも、国ごせんかの先生とおともだちにあげるんだとおもってがんばってみました。
生キャラメルは、おぼんにキッチンペーパーをひいて、なべからキャラメルをながしこんでつくります。
わたしは、きれいなところだけをみんなにわたそうとおもいました。みんなにあげようとおもうと元気がわいてきました。
こんどは、マンゴーのはいったのと、くろみつがはいったのをがんばってつくってみます。
講評(講師:吉田真澄)
その日、少しはにかんだ表情のSちゃんから渡されたのは、黄色い縞模様の愛らしい小さな袋。そうっと中を覗いてみると、ハトロン紙で一つずつ丁寧 にくるまれたキャラメルが入っています。その「生キャラメル」は、私たち講師と同じコマに在籍する生徒さんたちのために、Sちゃんがつくってきてくれたも のでした。
こうした特別な出来事があったときは、それを言葉にして伝える術(すべ)を学ぶチャンスです。講師とSちゃん以外の生徒さんたちは、そのおいしさ や出来栄えに感心したことなどをそれぞれにしたためます。Sちゃんも「書きたいことがあるの!」と言って、ほとんど顔をあげず黙々と鉛筆を走らせていまし た。今回ご紹介する作文がその時のものです。慎重に、心をこめて調理してくれたようすが伝わってくるあたたかい作文に仕上がっています。作文は、最後に全 員の前で声に出して発表するのですが、聞き終えた私たちは、みな自然な気持ちで彼女に拍手をおくりました。
ふだんのSちゃんは、毎週十冊近くの本をぎっしりとかばんに詰めて帰る元気な女の子です。はきはきとした溌剌たる声で、本の感想などもよく聞かせ てくれます。本が大好きなSちゃんは、一年生とはいえ、「コボちゃん作文」にも積極的に取り組みますので、読書から得たものを文章に活かせるよう、私も今 後の指導にいっそう力をいれていくつもりです。
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