20歳のわたしへ
講評(講師:黒木里美)
二十歳になった自分へのメッセージを、低学年の生徒に書いていてもらいました。その際、講師たちが考えたのが、「もし、二十歳のあなたが悲しんで いたらどんなアドバイスをしたいですか」という質問でした。そして、子どもたちの作文には元気と優しさにあふれる力強い言葉が書きとめられています。
10年後、子どもたちが大人になり、この作文を読み返してくれた時、きっと自分自身を好きになってくれる。この課題を通して、時間を超えた言葉の力を子どもたちに伝えることができたと信じています。
本文
二十歳おめでとう。
今、八歳のぼくがたいせつにしているものは、かぞくです。
はたちの自分には、ともだちとかぞくをたいせつにしてもらいたいです。なぜなら、ものよりも人のほうがたいせつだとおもったからです。
ぼくは、いま、かなしいことがあったときに、本をよみます。だから、もしも、はたちのぼくがかなしんでいたら、「本をよむといいよ」とアドバイスしたいです。なぜなら、本をよむと、本のせかいにはいって、たのしいきもちになるからです。
さいごに、二十歳のぼくに、こうつたえたいです。
「わるいことをするな! いいことをして!」
おとなになっておめでとう。
八才のぼくは、朝、校ていで、ともだちとどろけいをすることを、たいせつにしています。あなたにたいせつにしてほしいことは、ともだちと、自分のいのちです。
ぼくは、かなしいことがあったら、友だちとどろけいをすることにしています。もしも、あなたにかなしいことがあったら、森のちかくに四角いきちを作ってほしいです。そうすると、いやなことをわすれられます。
しごととあそびを、がんばってください。また、よくねむってほしいです。
せいじんしきおめでとう。
八才のわたしは、友だちとおにごっこをする休み時間を大切にしています。はたちのあなたにたいせつにしてほしいことは、お金をむだづかいしないことです。
わたしは、かなしいことがあったときは、友だちとおにごっこをしてあそびます。もしも、はたちのあなたがかなしんでいる時は、公園で友だちとおにごっこをしてあそんでみてはどうですか。あそんだら、かなしいことをすっかりわすれられます。
はたちのあなたにつたえたいことは、お金をむだづかいしないでね、ということです。また、しごとをがんばってほしいです。
二十才の自分に、二十才おめでとうと言いたいです。
九才のぼくが、大切にしているものは、学校に行くことと、家です。二十才のぼくに大切にしてほしい物は、家と、おくさんと、子ども三人です。あと、アイパッドと、アイポッドタッチを大切にしてほしいです。
今のぼくは、かなしいことがあったら、ぼくを悲しませた人にもんくを言います。なぜなら、自分の気持ちをわかってもらいたいからです。二十才になって悲しいことがあったら、おくさんに相談したいです。なぜなら、相談相手がいなそうだからです。
二十才のぼくに、おくさんをぜったいにつくってくださいと言いたいです。
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