きんもくせいの観察作文

講評(講師:石塚 廉)

今年もかぐわしいきんもくせいの季節がやってまいりました。

そこで現在プライマリー~スタンダード・クラスの生徒は「きんもくせいの観察作文」に取り組んでいます。この課題は、きんもくせいの花のついた枝 を実際に目の前して、生徒が五感で感じ取ったことを順序良く文章化し、最後に対象について思ったこと、知っていること、経験したことを書き添えて作文する というものです。

だんだんと季節を問わずにいろいろな果物・野菜が流通するようになっていますが、学びには依然として、季節や生徒の興味・関心のあり方、あるいは 生徒の発達段階に応じて、正にその課題が生徒にとってリアルに感じられる時=旬があります。一週間ほどで去ってしまうこの心安らぐ時間を、学びを通して生 徒と共有しています。

また、スタンダード・クラスのカリキュラムにおいて四年生後半からは『小さな町の風景 (偕成社の創作文学 (44))』(杉みき子 著)の要約が始まります。その中にある「至福の季節」というきんもくせいをモチーフにした詩的な作品を読む時に、この体験を思い起こしてほしいと考えています。

本文

T君 小3

きんもくせいのかんさつをします。
きんもくせいの葉は、表がこい緑色で、うらは黄緑色です。葉をさわるとじょうぶでつるつるしていて、みかんの葉ににています。指でゆらすと「サッサッサ」と音がします。
えだは、ほそながくてうすい茶色です。さわるとかたくて丈夫です。
花は、花びらが四枚で、こいオレンジ色です。五ミリくらいの小さな花が集まってさいています。香りは、にゅうよくざいの香料より強くていい香りです。
きんもくせいのにおいをかぐといい気持ちになります。

Eさん 小3

きんもくせいのかんさつをする。
きんもくせいの葉はふかみどり色で、みかんの葉ににている。さわるとふつうの葉よりかたい。葉の横をこすると「サザザザ」という音がした。葉の横にはとげみたいなものがついていた。
えだは緑と茶色で、細長くてかたい。
花はオレンジ色で、花びらが四まいある。いくつもの花がまとまってさいている。香りはレモンのにおいににている。でも、きんもくせいの方が甘い香りがする。
私はピアノの先生のおばあさんの家に行ったときに、きんもくせいをみつけたことがある。

Oさん 小1

わたしはきんもくせいをかんさつしました。さいしょにきづいたことは、こい、いいにおいがすることです。小さいオレンジいろの花はとてもきれいで す。はは、こいみどりいろでほそながいです。はをはじくと、とんというおとがしました。おとをきくためにえだをたたいたら花がおちました。

※作品のコピー・無断転載を禁止します



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