山口真美恵「書道を取り入れた漢字学習」
インターナショナル生と帰国子女のための特別コース(インターBコース)では、漢字をなかなか覚えられないお子様に向けて、書道を取り入れた授業を行っています。
漢字に触れる機会のなかった子供たちにとって、漢字は意味を持たない図形のように認識されます。そのため、覚えるのは大変な苦労を伴います。
しかし漢字はアルファベットとはちがい、図形的に覚えるものではなく、空書きのようにして身振りで覚えるものです。ですから、 その時に筆を使うと分かりやすいのです。書道を通して、「止め」「はね」「はらい」の本来の形と書き方を学ぶことで、文字を書くリズムを体感します。そうすることで、漢字の書き順にはきちんと意味があることも分かってきます。
子供たちにとっても新鮮な学びであり、いつになく真剣に、楽しく取り組んでいます。
授業の風景
毛筆と墨汁を扱うのは初めてのようです。「青い色はないの?」と生徒さん。
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