『作文王トップレベル』(学習研究社)

国語脳ドリル作文王トップレベル (学研頭のいい子を育てるドリルシリーズ)

学研「頭のいい子を育てるドリルシリーズ」より、当教室で作成した「国語脳ドリル作文王トップレベル (学研頭のいい子を育てるドリルシリーズ)」が刊行されました。「パラグラフ・ライティング」型の文章作成手法を学ぶことで、論理的で説得力のある文章が書けるようになることを目標としています。当教室では、この教材をスタンダード・クラス以降の練習課題として使用します。

以下に、主宰工藤による前書きを転載いたします。

前書きより――起承転結からパラグラフ・ライティングへ(工藤順一)

この教材は小学生の中学年以上と中学生を対象にしています。目的は従来のような「起承転結」型の文章ではなく、「パラグラフ・ライティング」型の文章作成を学習するための導入です。

これまで、私は未来を生きる子どもたちのためにさまざまな作文教材を作ってきました。その根幹は、「話し言葉」ではなく「書き言葉」で書くことを 教えることでした。この選択は、その延長線上にあり、将来、学問をし、論理的思考力の養成をめざすのであれば、避けられない形式でもあると考えます。

あるとき、私は帰国子女の体験授業をしていて驚いたことがありました。それは、マンガを見せて、その内容をきちんと「書き言葉」で説明させる授業 だったのですが、その生徒は何かにとまどっていてなかなか書こうとしませんでした。帰国生ですが、日本語が書けないわけではないのです。私は、思わず、英 語なら書けるだろうから英語で書いてご覧と指示したのです。すると、その小学生は、あっというまに書き上げたのです。見ると、その説明は完璧なものでし た。しかも、文章のはじめにきちんとマンガ全体を要約する中心文=キーセンテンスを置いています。その子は、英語でそのような教育をきちんと受けていたの です。

四コマ・マンガは、だいたい「起承転結」で描かれていますから、その通りに(上から下の順番で)書けばなんとなく「起承転結」の文章ができあがり ます。通常、教室ではそれでよしとしています。つまり、はじめに中心文を持ってこない書き方です。ところが、その帰国子女の生徒さんの書いた文章は、通常 の日本の学校でなされ、この教室でもみなさんに書いてもらっているそのような形式とはあまりにも異なったものでした。

その子のはじめのとまどいが、私には分かりました。はたして英語と同じように中心文をはじめに置く、パラグラフ・ライティング=「起承転結ではない」書き方で書いてもいいのかどうかというとまどいだったのでしょう。

未来を生きる子どもたちの言語教育を考えたとき、私たちは一体どちらの書き方を教えるべきなのでしょう。これに関して、政府も国語教育界もどんな見解も持っていません。ここにはねじれ現象によるジレンマが存在しています。

そのジレンマの橋をいつの段階でどのようにして渡らせるのかという具体的で詳細な指導の仕方を今回のこの教材で何とか実現できたように思います。

作文王シリーズ



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