平沼純「クロスワード・パズル作りで言葉の言い換えを学ぶ」

「~とは何か」というように言葉を正確に定義することは、論理的に物事を考える際の基礎になるものでもあります。

言葉を定義する、言葉を言い換えるという練習課題は、当教室のテキストである『国語脳ドリル 作文王スタンダード (頭のいい子を育てるドリルシリーズ)』や『子どもの「考える力」を伸ばす国語練習帳』にも掲載されていますが、それをさらに楽しみながら出来る応用課題として、「クロスワード・パズル作り」を考えてみました。手順としては以下の通りです。

  1. まずクロスワード・パズルの例題を、試しに一つ解いてもらいます。最初に例題を一つ解いておくことで、その後の問題作りがスムーズになるでしょう。
  2. 白紙のクロス表を渡し、「今度は君が作ってごらん」と言います。
  3. 国語辞典も活用しながら、問題を作っていきます。この課題は辞書を引く練習にもなります。さらに、縦と横のヒントである問題文を作っていきます。 この問題文作りが言葉の言い換え練習に当たります。あまり詳しく書くとすぐに解かれてしまうので、適度に難しくする必要があり、それがなかなか難しいで す。
  4. 何人かの生徒どうしで問題を出し合うようにすると楽しめます。

クロスワード・パズル作りは見た目ほど簡単なものではありませんが、生徒たちは実に生き生きと問題を作り、周りにいる生徒や講師に解いてもらおうとします。

以下は生徒が作ったクロスワード・パズル問題です。

生徒によるサンプル1 :荻窪教室3年生Mさん

縦のヒント

1.「今このホテルに○○○○はありますか?」
2.公園にはこれを敷いた場所がある
3.夜の風景のこと
4.足を曲げたり伸ばしたりする運動
5.秋によく食べる果物
6.『おしゃれキャット』に出てくるねこの名前

横のヒント

1.冬の行事
7.お風呂についていて水が出るもの
8.糸をまきつけておくもの

生徒によるサンプル2 :恵比寿教室5年生Aさん

縦のヒント

1.本を読むときにはさむもの
2.ダーウィンが訪れた○○○○○諸島
3.小さくて赤や白の色をした魚

横のヒント

1.長い休みの後に始まる学期
4.ねばねばした野菜
5.おたふくかぜのときには○○○腺がはれます
6.白と黒の石を使った遊び
7.船に帆を張るために立てる柱

生徒によるサンプル3 :恵比寿教室6年生N君

解答は下にあります。是非チャレンジしてみて下さい。

縦のヒント

1.百獣の王とよばれる動物
4.ミカンの酸味
5.人のポケットなどから気付かれないように物をとるどろぼう
6.平和を表す鳥

横のヒント

1.砂漠に生息し、コブがある動物
2.江戸幕府の最初の将軍の名前
3.朝が来たことを知らせる鳥
7.助さん・格さんと旅をしているのは○○黄門

解答

記事で紹介された当教室テキスト

子どもの「考える力」を伸ばす国語練習帳
国語脳ドリル 作文王スタンダード (頭のいい子を育てるドリルシリーズ)

詳しい内容については、当ホームページの著書紹介をご覧ください。



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