目玉焼きの作り方(小6・Sさん)

『目玉焼きの作り方』
小6・Sさん

まず生たまご、フタ付きのフライパン、油を用意します。次に、フライパンをコンロの上に置いて、火をつけます。その時に私は、弱火でフライパンをあたためます。フライパンがあたたまると、少し、油を注ぎます。そして、60度以下にフライパンをかたむけて、全体に油をうすくひきます。それを終えると、いよいよたまごを割ります。どこかの角でたまごにひびを入れ、ひびの所に両方の親指を入れて、それぞれの親指を横に引くと、たまごが割れます。くれぐれもフライパンの上で、たまごを割りましょう。きちんとフライパンの中にたまごが割れたら、フタをしめて、時々中を見ます。その間に塩、コショウ、フライがえしと、盛り付けるお皿を用意します。白味が完全に固まったら目玉焼きをフライがえしでお皿に移します。この時に失敗すると、黄味が割れて大変なことになります。お皿に移しかえたら、味付けをして、弟に見つからないように食べます。

※作品のコピー・無断転載を禁止します

講評(講師:瀬戸隆文)

国語専科教室のオリジナル教材「作文王」からの出題。小6のSさんの解答をご紹介します。彼女の着眼点の秀逸性、表現力の豊穣性、そして隠し味のようにひっそりと挿入されたユーモアの精神をお楽しみください。

目玉焼きはフライパンに卵を落として作ります。それだけのことです。でもSさんは、それを、初めて目玉焼きを作る人にも分かるように、ゆっくりと説明してくれます。失敗して「くやしい目玉」にならないように、心をこめて丁寧に解説してくれます。まるで、初めてパソコンを使う人に「フロッピー・ディスクは“カッチン”という音が聞こえる所まで押し込んで入れてください」というように、実際に作業する人の立場を考えて書いてくれます。フライパンのジュウジュウという音にあせってはいけません。このレシピーを参考にしておいしく出来たら、一人でこっそり食べましょう。平凡な主題の中に見るSさんの非凡な文章も一緒に味わってください。



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